子どもの人権 

         〜子供達の笑顔を守るために〜

2019年8月27日、出水市で当時4歳の女児が日常的に虐待を受け、死亡するという事件が発生しました。この事件は女児が周囲に助けを求めていたにも関わらず、十分な保護や介入が行われなかったことが大きな問題となりました。特に、児童相談所などの対応の遅れや、情報共有の不十分さが指摘され、子どもの命を守る体制のあり方が社会的に問われました。

私たち2班はニュースやサイトを利用・インタビューを行い地域社会では児童虐待防止のためにどのような取り組みをしているのか、私たち高校生には何が出来るのかを調べ考察していきます。

 

出水市は、紫尾山の麓に広がる出水平野や、不知火海に面した長島・獅子島など、豊かな自然に恵まれた地域です。冬には世界的にも有名なナベヅルが飛来し、貴重な生態系が守られていることでも知られています。こうした自然は、地域の誇りであると同時に、観光や農業などの面でも重要な資源となっています。

私たち1班は、出水市の自然環境を未来に引き継ぐために何ができるかをテーマに探究活動を行いました。まず地域住民へのインタビューや、市内の環境保全団体との協働を通じて、現在の課題や取り組みを調査しました。特に、農業と生物多様性の両立、水質保全、若者の自然離れなどが浮き彫りになりました。

私たちは、地域内外の人々と協働しながら、自然の魅力を発信する仕組みづくりや、環境教育の機会を増やすアイデアを提案します。例えば、小中学生と連携した自然体験ツアーの開催、ツルの保護活動と連動したSNS発信、地域農業と連携した「エコ体験学習」などです。

この探究を通じて、出水の自然をただ“守る”だけでなく、“活かしてつなげる”という視点を持つことの大切さに気づきました。今後も私たちは、出水市の自然とともに生きる未来の形を、多くの人と協力して模索していきます。

取り組んだ内容と結果

まず子どもの人権についてです。子どもの人権とは国際連盟で採択された18歳未満の人全てが人間として生まれながらに持っている「基本的人権」のことです。

①生きる権利 ②育つ権利 ③守られる権利 ④参加する権利       の4つの具体的な権利があります。

鹿児島県ではここ数年児童相談所による児童虐待相談件数が増え続けています。その背景にあるのは相談件数の70%を占める「心理的虐待」です。「心理的虐待」とは言葉・態度で相手に精神的苦痛を与え心を深く傷つける行為のことを言います。この中にある夫婦間の暴力を子どもが目撃するという「面前DV」も心理的虐待の1つです。対応の多くとしては「見守り・助言」が90%を占めてはいますが巡回相談の支援体制が地域によって異なることが課題となっています。

取り上げた事件では事前に通告があったにも関わらず、児童相談所における一時保護は行われずに子どもは保護者のもとへと引き渡されていました。
このことから、通告があっても必ずしも子どもが保護されるとは限らず、現場の判断によって対応が分かれる実態があると考えられます。心理的虐待は家庭内の状況が十分に把握されないまま見守り対応にとどまる場合があり、その結果、虐待の危険性が過小評価され、深刻な事態に至ってしまう可能性も否定できません。

観察と今後について